1ベルが鳴る・・・
舞台そでに、ダークブルーのドレスに身をを包み主役が現れた。
少しだけ緊張と気合いが混じり合った、凛とした姿。
さぁ、リサイタルの幕が上がる。
「金子みすず」3曲、きれいな曲だ。
歌の解説を挟んで、更に3曲。
調子が出てきた様子。
歌詞も丁寧に歌い込んで、会場をを一気に惹きつけていく。
後半。
ケルビーノの「恋とはどんなものかしら?」から。
細めのパンツにブーツ、白のシフォンのブラウスが役にも良く合っている。
ズボン役(男の子役)2曲を終え、ここから違う戦いも・・・。
衣装チェンジ!走って楽屋に戻る。
その間、ちゃ太郎が話でつなぐ。
客席の反応を見ながら話を選び、舞台そでをチェック。
今度は、ドラマチックなカヴァレリア・ルスティカーナから「ママも知る通り」。
頭まですっぽりと黒のベールを被った黒のドレス。
歌い終わって、また走り抜ける。
今度はヘアーチェンジ。楽屋から発声の声が聞こえる。
ちゃ太郎「まだか?」の合図に「まだだよー」と返す。
来た来た。呼吸を整えて 舞台へ。ハケルとまたまた楽屋へ。
重ねてある、黒のレースをだんだん取り外してゆき、
最後は真っ赤なドレス。
ジャンニ・スキッキから「ああ、いとしいお父様」
トスカから「歌に生き、恋に生き」。
誰でもが期待する2曲をラストに持ってきて、歌い切る。
アンコールの「アメージンググレース」。
クラシック~ゴスペル~シャウトへと、変化させていく彼女独特の歌い方。
ピアノも手慣れたもので、ジャージーなアドリブも聞かせどころ。
KAZUNEくんのピアノは、すっごくカッコいい!(本人もカッコいい)
しっとりと「からまつ」で〆、二人揃って、最後まで聴かせて、魅せる。
「歌 姫」は舞台の上で光輝いていた。
本物だった。
歌に合わせて、雰囲気を変えていかねばならず、大変だがやりきっていた。
初リサイタル、歌姫出現を目の当たりに出来て、幸せでした。
厳しいスケジュールを縫っての、練習や準備は大変だったと思う。
本当によく頑張ったんだね。
リサイタルの模様は、上毛新聞に掲載された。