ちゃ太郎の足跡
気ままの日記
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華やかな饗宴 オペラ・ガラ

お彼岸が来ても居残る残暑であったのに
この日は朝から雨・雨・大雨。
桜木町の駅から上る紅葉坂は、なかなかきつい。

毎年恒例、9月23日の横浜シティーオペラのオペラ・ガラコンサート「オペラで巡る世界の旅」は、
雨にも負けないありがたいお客さまを迎えて、つつがなく催された。
ちゃ太郎は昨年に続き2回目。

12人のみめ麗しいソプラノが揃うと、
選びに選んだドレス姿だけでも華やかなものだけど、
これまた選びに選んだ「アリア」も多彩。
一球入魂 もとい一曲入魂?
王道の直球ありカーブあり、シュート、スライダー、チェンジアップ、フォーク、ナックル、スプリットフィンガーファーストボール・・・。
耳慣れた有名な曲もあれば、あまり上演されない作品や歌う機会の少ないアリアなど、
歌い手の個性がよく表れた選曲か。
なかには、マスネの「ル・シッド」など作品名は知っていたけれど
聴いたのは初めてなんてのもあった。
それを、その作品、曲を場面、背景など所縁の街をを入れながら
解説進行するのが、ツアーコンダクターってわけ。

お客様が次に歌われる曲に関心を持って聞いて貰えるように
ちゃ太郎的な笑いと多少の毒を効かせた演出は、
同じ舞台の上の神奈川フィルのメンバーが、一番楽しんでいるようだ。
始まる前の舞台裏では「今年も面白い話、期待してますよ~」って、
終わった後の楽屋では「ネコの話で、自分のペットのことを思い出して4,5人泣いてます」って泣いたり笑ったり演奏したり忙しかった様子。

「またね~、お先に」、ささっと茅ヶ崎に戻り立ち寄った日高屋で、
同じ楽屋でさっき別れたばかりのバリトン竹村淳さんに遭遇。
聞けば住んでるところもすぐのご近所仲間だ。
そして、再会を祝したビール片手に茅ヶ崎の夜は更けていった。