ちゃ太郎・オペラ・カンパニー恒例、たった一度のお稽古日。
その様子については、リーダー真由美さんが書いてくれたので、
珍しく作品についてなど・・・。
今回は・・・「ノルマ」
ショパンを夢中にさせ、ワーグナーをして「最も深い真実の輝きと最も流麗な旋律のまったくの複合体」と絶賛せしめ、
作者自身が「すべてを棄ててもノルマは助けたい!」というベッリーニの大傑作。
ベッリーニが8、9度も書き直したという名アリア「清らかな女神よ」を含む、
オペラ史上屈指の難役ノルマは、マリア・カラスの名声を決定的にした最大の当たり役でもあり、
すべてのソプラノ憧れの役ともいわれております。
これに挑戦するのは、メゾの真由美さん。
(このカンパニーでは、ソプラノ~バリトン役まで
演じ分けているツワモノ)
民衆を導く指導者、子供の行く末を案じる母、一人の男を愛し抜く女性=ノルマ。
どんなお話かというと、
時は紀元前50年頃、ローマに征服されているガリア地方。
巫女ノルマは、密かローマの総督ポリオーネとの間に二人の子供をもうけるお付き合い中。
でも、彼は若い尼僧に心変わり。
何も知らずにいた女性同士に、三角関係発覚!
ポリオーネって、ホント節操のない男。
こんないいかげんな男のために、
ノルマの人生が狂ってしまうなんて(;_;)
恋敵だった女性同士の美しい友情が生まれるシーン。
この二重唱も、いいよ~~~♪
関係ないけど、オペラ『ノルマ』の名前がついたパスタ・・・
「パスタ・アッラ・ノルマ」。
シチリアを代表する揚げナスとトマトのパスタです(^^♪
で、もう一本は
「愛の妙薬」、ドニゼッティの人気オペラ。
一言で言うと
哀愁漂うオペラ・ブッファ。
(ブッファはくだらないの意≒ドタバタコメディー)
聴きどころの「人知れぬ涙」は、もぅ~胸キュン♪で、大好き♪♪
お話は・・・
19世紀スペインバスク地方の小さな村。
美しいけどちょっと高ピーな村娘アディーナは、『トリスタンとイゾルデ』の物語を村人たちに読み聞かせ、
(トリスタンの飲んだ惚れ薬で恋に落ちたイゾルデ姫。)そんな薬が本当にあったらいいなとポツリ。
それを陰で聞いていた、アディーナに恋する純真無垢な農夫ネモリーノ。
そこにお決まりのイケメン恋敵と、いんちき薬売りが登場。
このインチキ薬売りの口上が、まぁ~面白い。
ストーリーはドタバタでも、前篇美しい音楽、アリア、重唱に彩られた作品。
今回は、いぶし銀の旨味が味わえる、ちょっと通好みの2作。
興味をもたれた方は、お気軽にどーぞ♪
何故なら・・・次はいつやるか分かりませんから(爆
ちゃ太郎・オペラ・カンパニ-第12回公演 IN太田
「ノルマ」 「愛の妙薬」
2010年6月20日(日)
14:30開演 14:00開場
太田市社会教育総合センター
木戸銭 1500円
ウーロン亭ちゃ太郎(歌と語り)
沼田 真由美(MS)
岩尾 めぐみ(S)
沼田 洋治(T)
細川 愉美(P)
予約・お問合せ:ちゃ太郎・オペラ・カンパニー
0276-63-5193
0467-53-6260
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